今年は夏の紫外線から肌を守る！日焼けした後も肌ダメージを防ぐアフターケアが必須！
執筆：ZIGEN株式会社 日本化粧品検定1級 山下
日焼けは夏のレジャーやアウトドア活動の際に避けられないものですが、
皆さんは日焼け対策を十分に行えていますか？
紫外線は今は綺麗な肌も、40代・50代・60代になったときに
シミやシワなどの肌ダメージとして出てくる可能性があり、実はすごく厄介です。
なので意外と怠ってしまう日焼け対策や日焼け後のアフターケアは超大事！
今回のコラムでは、女性だけでなく男性の皆さんにも簡単に始めれる
「日焼け対策」や「日焼け後のケア」について詳しく紹介しています！
日焼け対策や日焼けしてしまった肌のアフターケアで
ダメージを最小限に抑えることができるので、
ぜひ最後まで読んで、この夏役立ててもらえると嬉しいです！
紫外線による肌への影響
そもそも日焼けすると、肌への影響って本当にあるの？と思う方もいるかもしれませんが、
実際に紫外線は以下のような影響を肌へ与えています。
- ・シミやそばかすが増える
- ・深いしわなどの肌の老化
- ・乾燥と肌荒れなどの肌のトラブル
- ・くすみがちに
なんと肌老化の約80％が紫外線の影響と考えられており、
肌にもっとも悪い影響を与えるとも言われています。
紫外線はすぐには肌に影響があまりないように見えますが、
数年後あるいは40代・50代・60代になったときの肌に
突然シミやしわとして現れてくるので油断してはいけません。
地球に降り注ぐ紫外線にはUV-AとUV-Bの2種類あります。
- ・UV-A：生活紫外線
地上の紫外線の約9割を占めており、真皮中層にまで到達する。
日常生活の知らず知らずのうちに浴び続けることでサンタン（日焼けで皮膚が黒くなること）を起こしたり、しわ・たるみの原因になる。
- ・UV-B：レジャー紫外線
エネルギーが強く散乱性が高いためあらゆる方向から肌に届く。
サンバーン（日焼けで皮膚が赤くなること）やサンタン（日焼けで皮膚が黒くなること）を起こす。シミやそばかすだけでなく肌のごわつきや水分が減少して肌荒れの状態になることも。
近年、男性も女性も年代を問わず、第一印象に肌を見る人が多くなっています。
40代・50代・60代になったときでも若々しい肌を保つことができるように
今からでもすぐに日焼け対策を始めていきましょう！
意外と簡単に出来る！おススメの日焼け対策
日焼け対策も意外とこれなら出来るかもというものも紹介していきますので、
ぜひ取り入れて日課にしていってくださいね！
帽子
お洒落アイテムとして着用する人も多い帽子は夏の強い日差しには大活躍してくれます。
また、帽子にはUVカット加工されたものも多くあるので一番取り入れやすいかもしれません！
おススメなカラーは黒などのダークカラー。
白などの明るい色と比べると紫外線のカット率は高いとされていますよ。
また、つばの広いタイプや長めのタイプを選ぶと顔の日焼け対策にはより効果的です！
サングラス
夏のレジャーやアウトドア活動、スポーツをする時はかけるという方が多いサングラス。
実際にサングラスは紫外線が強い時期に長時間外で過ごすときにはかなりおススメです！
強い紫外線を長時間浴び続けると肌だけでなく目にも悪影響を及ぼすため、
サングラスはシワや小じわを防ぐのに役立つだけでなく目の病気のリスク減少にも繋がります。
サングラスを選ぶ際は、紫外線カットを目的としたものを選びましょう。
紫外線カットのサングラスには、「紫外線透過率」が数字で表記されています。
紫外線透過率はどれだけ紫外線を透過するかを示す数字なので、低いほど紫外線をカットしてくれます。
また、「紫外線カット率」を表記されているものもありますが、
紫外線カット率は数字が高いほど紫外線をカットしてくれるということなので注意してくださいね。
色の濃いサングラスは紫外線をカットしてくれそうな気もしますが、色は紫外線カットには関係ありません。
紫外線をカットする性能があるかも確認して選ぶようにしましょう。
日焼け止め
日焼け止めを選ぶ際には、
SPF（Sun Protection Factor）とPA（Protection Grade of UVA）を確認しましょう。
- ・SPF：紫外線B波（UV-B）からの保護を示す
SPF30だと日焼けするスピードを30倍遅くしてくれるということになります。数値が大きいほど紫外線B波（UV-B）から守ってくれます。
- ・PA：紫外線A波（UV-A）からの保護を示す
PA+、PA++のように「+」であらわされ、「+」大きいほど紫外線A波（UV-A）から肌を守る効果が高くなります。
一般的に、日常使いにはSPF30、PA++程度が適していますが、
アウトドア活動ではSPF50、PA++++を選ぶと安心です。
しかしSPF、PAが高いとその分「肌への負担も大きくなる」ので
敏感肌や乾燥肌の方は選ぶ際に注意しましょう。
スキンケア同様に自分の肌質に合った日焼け止めを選ぶことが重要です。
例えば、乾燥肌には保湿成分が含まれたタイプ、オイリー肌にはオイルフリータイプがおすすめですよ。
- 日焼け止めの使い方
適量を守る：顔全体に使用する場合、500円玉大の量が目安です。少量では十分な効果が得られないため、しっかりと塗布しましょう。
こまめな塗り直し：汗や水に触れると日焼け止めの効果が薄れるため、2〜3時間ごとに塗り直すことが大切です。
男性の中には日焼け止め特有のベタつきが苦手という方もいるかもしれません。
そんな方にはスプレータイプやスティックタイプの日焼け止めもあるので
ぜひ自分の続けやすいものを選んでくださいね。
スプレータイプやスティックタイプはコンパクトなものも多いので
簡単に塗りなおしを済ませたい方や持ち歩きようにも便利です！
また、汗をかきやすいという方は汗水に強いタイプもあったりしますよ！
日傘
女性のイメージが強い日傘ではありますが、
最近では男性も持ち歩く人が増えてきているような気がしますよね。
日傘は紫外線をしっかり防ぐだけでなく、
直射日光を遮ぎるため体感温度を下げ熱中症対策にも効果的です。
また、突然の雨にも対応できる晴雨兼用の傘も多くあるので
日差しや暑さ対策アイテムとしてだけでない活躍もしてくれます！
日傘を選ぶ際は日差しや夏の暑さの対策には「遮光率」を
紫外線対策に「UVカット率」を見て選ぶのをオススメします。
- 遮光率：目に見える光（可視光線）をどれだけ遮断できるかを表す数値
遮光率が高いほど紫外線をカットでき、数値が低いほど、紫外線をカットする効果が低くなります。
より濃い影で熱を防げる遮光率99.99%以上を表す1級の表記があるものを選ぶといいでしょう。
- UVカット率：シミや日焼けの原因となる紫外線を日傘の生地がどれだけカットできるかを示す数値
一般的には90％以上ですが、数値が上がれば上がるほど紫外線から守られるので紫外線カット率の高いものを選びましょう。
日傘を持ち歩くのは大変そうという印象もあるかと思いますが、
折りたたみ傘と同じ位の大きさや軽量タイプの日傘も今では多くあります。
また最近ではメンズ用の日傘などもありスタイリッシュでかっこいい日傘もあるので
男性の皆さんもぜひ使って良さを実感してみてくださいね！
日焼けしてしまった肌へのアフターケアのポイントは？
日焼け対策をしても焼けてしまっているのは事実。
日焼けをしたときに一番してはいけないことは、そのまま放置することです。
また、間違ったアフターケアをしてしまうのも、肌トラブルにつながる恐れがあります。
しっかりポイントを抑えてアフターケアをしていきましょう！
すぐに冷やす
日焼け直後は肌が炎症を起こしているため、冷たい水で冷やすことが大切です。
特にヒリつきや赤みなどの症状が出ている場合は、
しっかりと冷やすことで炎症を抑えることができます。
冷却ジェルパックや冷水を含ませたタオルを使って、10〜15分程度冷やしましょう。
家に帰った時は体温と同じくらいの温度でシャワーをすると
痛みを和らげるのと共に一緒に汗も流すことができます。
その際、シャワーの水圧を強くし過ぎないように注意してくださいね。
保湿ケア
日焼けした肌は水分が蒸発して乾燥しやすくなるため、保湿が必要です。
顔はもちろん、日焼けをしたときは腕や足にも保湿をしっかりしてあげましょう。
日焼け後の肌は紫外線によってかなりダメージを受けています。
アルコール配合のあるものは刺激となってしまうので気を付けてください。
乾燥肌や敏感肌にも使いやすい低刺激性のものを選んで保湿するのがオススメですよ。
日焼け止めを塗っていた場合は、保湿する前に日焼け止めを落としてから保湿を行いましょう。
適切な栄養補給
ビタミンCやビタミンEは抗酸化作用があり、肌の回復を助けます。
これらのビタミンを多く含むフルーツや野菜を積極的に摂取していきましょう。
なかなか食事で栄養をとるのは難しいという方にはサプリを活用するのもオススメです。
マルチビタミンサプリは様々な栄養素を一気に摂取することができ、手軽と
最近では摂り入れる方が増えています。
外側からだけでなく身体の内側からも日焼け後のケアを行いましょう。
紫外線対策は未来への投資
メンズも美容に気を遣う人が多くなった今。
日焼け対策と日焼け後のケアは、美肌を保つために欠かせないステップです。
日焼け止めの正しい使い方や日陰の活用、適切な保湿ケアを心掛けることで、
肌へのダメージを最小限に抑え、
今の綺麗な肌も、40代・50代・60代になったときも最大限維持し、
若々しい肌をキープできるように意識して過ごしていきましょう！
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