シミ・シワ・たるみ。これは年齢のせい?抗えないの?
男性でも年齢とともに出てくるお肌の悩み。
年齢を重ね、お悩みがでてきたことでスキンケアを始める方も多いです。
年齢サインといえば、シミやシワを浮かべる方が多いかもしれませんが、
男性の場合は、その単体の悩みではなく「老けて見える」「疲れて見える」といった全体の雰囲気から感じ取る方や、奥様やお子様など、他人からの指摘をうけて初めて肌の変化に気付く人も。
そして、はじめて「どうにかしたい」「手を打とう」と思う方が多いようです。
今回は、年齢だからとあきらめずに、できることをお伝えしていこうと思います。
肌の印象はその人の印象を変える
初めて人に会ったとき、何を考えますか?
外見の特徴とともに、何歳ぐらいだろう?と、自然と考えているはず。
外見で年齢を推測するとき、髪や体型だけでなく、実は無意識に肌を見て判断していることも多いのです。
潤いがありハリのある肌は、明るく見えるだけでなく、若々しく清潔感のある印象を与えます。
逆に、実年齢が若くても、肌の調子が良くないと老けて見られる、いわゆる「老け顔」になってしまうのです。
老け顔を作ってしまうNGケアとは?
年齢肌の代表的なNGケアを上げてみましょう。
- NGケア①: 保湿をしない
- NGケア②: 紫外線対策を怠っている
- NGケア③: 年齢肌対策を取り入れていない
NGケア① 保湿をしない
保湿ケアが習慣になっていない男性はまだまだ多いです。
洗顔だけ!という方は要注意!
ここがミス!
乾燥によりシワの原因に
肌のハリや弾力を保っているコラーゲンやセラミドといった潤い成分は、年齢とともに減少してしまいます。
赤ちゃんのお肌は本当に弾力があって、ぷにぷに、すべすべしていますよね。
この状態から20代をピークに、残念ながら、様々なものが減ってしまうのですね。
体内から潤いの素が減っていくだけでなく、外的要因でも肌は乾燥してしまうため、保湿ケアをしないのは言語道断!乾燥ジワの原因になったり、カサカサして印象の良くない肌になってしまいます。
これが正解!
とにかく保湿ケアを!
肌のハリや弾力は、潤いあってこそ。
若々しい印象を生むのは、この「ハリ」と「弾力」です。
しなびてしまった果物を浮かべて頂くと分かりやすいですが、水分が減るとシワシワになってしまいますよね。
しかし、きちんとラップでくるんでいたり、霧吹きで水をかけるなどしていると、長持ちします。
これと同じで、しっかりと保湿することで、お肌の状態を劣化させずにキープすることができるのです。
特に男性の肌は水分が少ないので、化粧水やジェルなどを使うだけでも肌の質感が全然変わってきます。乾燥による小ジワなどは、保湿ケアを取り入れるだけで目立ちにくくなることも多いですよ!
NGケア② 紫外線対策を怠っている
男性に特に多いのがこれ。
日焼止めをきちんとしている男性は、若い世代には増えてきましたが、それでも女性に比べるとケアをしていない人が圧倒的に多いです。
ここがミス!
乾燥・シミ・肌老化の危険が!
紫外線=夏、日焼け、と考える方が多いですが、紫外線の怖さは3つ。
・肌を乾燥させる
・シミの素を作る
・肌を老化させる
ただ日焼けしているだけでなく、肌の中ではこのような恐ろしいことが起きています。
帽子やサングラス、ラッシュガードなどで守れる部分はごくわずか。
顔は常に外気にさらされる部分ですから、紫外線をカットできるスキンケアが必須なのです。
これが正解!
UVケアまでがスキンケア!
紫外線は一年中、どんな天気であっても降り注いでいます。
窓ガラスをすり抜けてしまうため、室内だからといって安心はできません。
「洗顔」+「保湿」+「UVケア」までを、朝のスキンケアとして取り入れましょう。
保湿ケアとUVケアが同時にできるようなアイテムもありますし、紫外線をカットできるBBクリームといったものも増えてきています。
シミの素を作らないためにも、是非取り入れていきましょう。
また、最近はスマホやパソコンからのブルーライトも肌の光老化の原因と言われています。UVケアと同時にブルーライトカットできるものもありますよ。
NGケア③ 年齢肌対策を取り入れていない
とりあえず保湿はしている!何かつけとけばいいよね?
というタイプの方に多いのがこれ。
ここがミス!
かえってどんどん老け顔に
年齢を重ねたお肌は、若い頃のお肌とは違います。
いつまでも同じスキンケアでは、フォローが間に合わないことも。
若いころから使い続けている洗浄力の強い洗顔料や、さっぱりとした化粧水だけといった場合には要注意。
肌から必要な皮脂まで奪っているだけでなく、十分な潤いが与えられていないため、どんどん乾燥しやすくなり、カサついた元気のないお肌になってしまったり、皮脂の過剰分泌を招いてしまい、ギトギト、ギラギラしたおじさん顔になってしまうことも。
また、年齢サインの対策も足りず、どんどん老け顔に向かって進んでしまいます。
これが正解!
エイジングケアもできる保湿アイテムを!
化粧水や美容液、ジェルなど様々な保湿アイテムがありますが、大切なのは質感や使いやすさだけでなく「成分」。
潤いを保つ成分として代表的な、コラーゲンやヒアルロン酸が配合されている商品は多くありますが、年齢を重ねていくと、肌の中に元々ありながらも、年齢とともに減っていってしまう「セラミド」や「アミノ酸」といった保湿成分も重要です。
また、エイジングケアが得意な成分もあります。
- ・レチノール
肌のターンオーバーを促進し、肌のヒアルロン酸の生産を助ける。そのため、肌の水分量を増やすことができる、シワのお悩みのお助け成分。
- ・ナイアシンアミド
最近話題のエイジングケア成分。角質層の形成を助け、バリア機能を高めるだけでなくコラーゲンの生成に役立つとされている。
- ・ビタミンA(パルミチン酸レチノール)
コラーゲンやエラスチンの生成を助ける。紫外線によるシワやくすみ、乾燥による小じわなど、年齢肌に出てきやすいトラブル対策に使われる。
- ・ビタミンC誘導体(リン酸アスコルビルMg/アスコルビン酸)
肌の酸化を防ぐだけでなく、皮脂の分泌をコントロールしたり、コラーゲンの生成や、メラニンの還元や排泄にも関わる成分。男性の肌のお悩みに幅広く対応。
- ・白金
エイジングの原因となる活性酸素は11種類あると言われていますが、そのすべてに対応できる抗酸化物質。持続する抗酸化力も特徴。
- ・ユビキノン(コエンザイムQ10)
エイジングケアに高い評価をもち、年齢を重ねることで起きやすくなる肌トラブル全般に使われる成分。
このような成分が配合されている保湿アイテムは、メンズコスメの中でも増えてきています。少しお値段が張る場合もありますが、同じ使うならば、年齢に応じたケアができるものを選びましょう!
スキンケア+インナーケアで肌年齢はどんどん変わる!
いかがですか?
スキンケアを取り入れるだけ、成分を見直すだけでも、肌の見た目年齢は変えることができます。
男性だって肌の調子がよくなると気持ちも引き締まるもの。
まだまだ若い子には負けない!というメンタルだけでなく、お肌もそうありたいですよね。
そして、スキンケアと併せて、少しだけでもインナーケアに目を向けることができると、よりお肌の調子がよくなります。
巡りをよくする生姜やニンニク、ネギといったような食材や、エイジングケアによいとされるビタミンEを豊富に含むゴマやアーモンド、血液をサラサラにしてくれる青魚などを積極的に摂ってみてくださいね!
まとめ
スキンケアに「もう遅い」はありません
今日は、生きている中で一番若い日。
今の肌を維持できるだけでも、数年後には若い肌なのです。
できてしまったシミやシワ、ゆるんでしまったフェイスラインを完全に元に戻すことは容易ではありません。でも何もしなければ悪化していくだけです。
効果的に保湿ケアをする、紫外線ケアや、エイジングケアできる成分を取り入れてみる、それだけでもお肌に変化が見えるはず。
慣れない方は、ちょっとメンドクサイ!と思うかもしれません。でも慣れてしまえば大した作業ではありませんし、そんな方のためにオールインワンアイテムもたくさん出ています。
ぜひ、今日の肌を維持するだけでなく、時計を巻き戻したようなお肌に向けてスキンケアをしてみてくださいね!
ZIGEN株式会社 商品開発・CS管理担当
・化粧品成分検定1級合格
・化粧品成分上級スペシャリスト
・国際薬膳食育師
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